狭小地にローコスト住宅を建てるポイント

なるべく費用を抑えて注文住宅を建てたい人におすすめのローコスト住宅。ローコスト住宅を建てる方法はさまざまですが、その中のひとつに狭小地に住宅を建てるというものがあります。

ローコストで狭小住宅を建てるメリット

土地代や税金を抑えられる

狭小住宅の代表的なメリットが、一般的な住宅に比べて土地代や税金が抑えられることです。特に、土地代は注文住宅を建てるための費用の大きな部分を占めるので、ここを削減できれば大幅に費用を小さくすることができます。また、土地代や税金だけでなく、建物が小さいことでエアコンの効きがよく、電気代も節約できるのです。

都心部の土地に家を建てられる可能性が高い

都心部は地方に比べると土地代が高いので、家を建てるには大きな費用が必要です。しかし、狭小住宅であれば土地面積が小さいので土地代が抑えられるため、土地代の高い都心部であっても家を建てられる可能性が高くなります。そのため、どうにかして都心部に家を建てたい人は、狭小住宅という選択肢があることを知っておくといいでしょう。

こじんまりとしたオシャレ空間が手に入る

「狭い土地に小さな家を建てる」というと、十分なスペースが確保できない、閉塞感があるといったようなマイナスイメージがあるでしょう。しかし、狭小住宅には、土地代や税金を抑えた分、内装に凝ることができるというメリットがあるのです。コストを抑えつつお気に入りの調度品や内装でそろえた空間を実現したいという場合には、狭小住宅という方法もあります。

ローコストで狭小住宅を建てるデメリット

耐震性に適した高さが必要になる

いくらローコストで家を建てられると言っても、十分な耐震性の確保は必須です。一般的な住宅よりも敷地面積が小さい狭小住宅は、生活スペースを確保するために3階建て以上の建物になりがち。背の高い建物は平屋に比べて揺れやすいので、狭小住宅は一般住宅よりもさらに高い耐震性を求められるのです。

隣の家との距離が近い

狭小住宅は狭い土地に家を建てる以上、どうしても隣家との距離が近くなります。そのため、狭小住宅には生活音やエアコンの室外機などの騒音に関するトラブルがよく発生するというデメリットがあるのです。そのため、外壁を防音性の高い素材にする、エアコンの室外機は静音タイプにするといった工夫が必要です。

狭小地に注文住宅を建てる際の注意点

建ぺい率・容積率を確認する

「建ぺい率」とは、敷地面積に対する建築面積の割合を、「容積率」は敷地面積に対する延床面積(建物の階層全ての床面積)の割合を示したものです。
この建ぺい率や容積率には制限があり、しかも地域ごとに割合が異なっています。住宅地の建ぺい率は商業地よりも低く設定されていることも多く、事前にしっかりと確認が求められます。ただし、角地だと建ぺい率がやや低く抑えられることが多いので、狭小地に家を建てるなら角地がおすすめ。
また、屋根のない中庭は建ぺい率には含まれない上に、外からの視線を気にせずに外空間を楽しむことができ、家全体の広がりも感じるのでやはりおすすめです。

道路斜線制限や北側斜線制限に注意する

狭小地を有効活用するため、そこに建てられる住宅は高さを求めることが多々あります。
しかし、こうした狭小住宅を建てる場合、「道路斜線制限」や「北側斜線制限」といった建築基準法をしっかりと順守しなければなりません。

道路斜線制限では、道路に採光、そして風通しを確保することが定められています。
同じく北側斜線制限でも、北側に位置する隣地の日照が遮られないよう、配慮しなければならないのです。

地域ごとに違いが見られますが、いずれにしろこうした制限をクリアしなければ、3階建てや4階建ての住宅を狭小地に建てることはできません。

ただし、道路斜線制限や北側斜線制限は、たとえ家を3階建て・4階建にしても、屋根の形などを変えることによって解決できる場合があります。

土地を購入する前などに設計士に相談してみてはいかがでしょうか。

隣地とのスペースを確保する

土地をなるべくフルに使って家を建てたい気持ちもわかりますが、法律では火災が発生した際などを考慮し、隣地と50cm以上の距離を保たねばなりません。また、地域によっては、さらに距離を取らなければならないこともあります。

そもそも、隣の住宅との距離が近いと、のちのち不便が生じることが多いものです。スペースがないのでエアコンの室外機が効率良く回らなかったり、設置できなかったり。リフォームや外壁の塗り替えの際、足場を組む場所がなかったり。

狭小住宅を建てる際には、隣地とのスペースにも注意を。

防音対策を行う

隣の家や道路とも距離が近くなりがちな狭小地に建つ住宅では、防音対策をしっかりと行いたいところです。

建築時に、天井・壁・床などに遮音材や吸音材を用いるというのはもちろんのこと、窓を二重サッシにすることで防音性を高めることができます。二重サッシにはコストがかかりますが、断熱性や結露の防止にも役立つなどメリットの多いアイテムです。

さらにはインテリアによっても防音が可能。

そのひとつが防音カーテン。遮音性や吸音性のある素材で作られているカーテンです。
また、本棚やタンスなど背の高い家具を、隣の家や道路側に設置するのも効果的です。

クレーン車両などの大型車両は駐車可能か

工事の際にはクレーン車や生コン車といった大型車両が現場に来ます。敷地内に駐車できれば問題ありませんが、狭小地なので事前に駐車可能か確認しておく必要があります。もしも敷地内に駐車できない場合には、道路の使用許可を取る、近隣に駐車スペースを借りるなどの手続きをしなければなりません。

まったく駐車できない場合は、その都度搬入することになりコストがかかります。土地取得の前に、車両が入るか、近隣の協力は得られそうか確認しておくとよいでしょう。

狭小住宅に適した間取りにする

狭小住宅はどうしてもワンフロアの面積が狭くなります。十分な生活スペースを確保するためには、一般の住宅より間取りの工夫が必要でしょう。2階・3階建てになることが多いため、上下の動きが多くなることを考えながら間取りを慎重に決めていきます。

例えば、1階に洗濯機を置いて物干しが3階だと、重い洗濯物を持って3階まで上がらなければなりません。このような家事動線を、実際に生活することをシミュレーションしながら考えていきましょう。

まず重要なのはお風呂や洗面所などの水回りをどこにするかです。それぞれに十分な面積が取れないからこそ、家事動線をしっかり意識してキッチンやリビングの配置も考慮します。

できるだけ広く見せるためには、空間を壁で仕切らず解放した空間にすること。スキップフロアを利用して、1.5階や2.5階を作ると、区切らずに空間を分けられ、うまく目隠しができます。

またスキップフロアの利用で、各部屋への移動が階段だけで完結するため、廊下が不要となりスペースが確保できます。その分リビングや寝室を広く使えるメリットがあります。

収納スペースを確保する

狭小住宅の場合、十分な収納スペースを確保するのは難しくなります。まずは本当に必要なものだけを厳選し、無駄なものを省いて少ない荷物にすることが大切です。

さらに、階段下や廊下、スキップフロアなど、意外なデッドスペースを有効活用することで、効率良く収納スペースが確保できます。階段下はかなり広めのスペースがあるので、ここにキッチンや書斎、トイレを設置することも可能。部屋でなければ、収納スペースになります。

また、普段使う生活道具たちも「見せる収納」として置き方を工夫すれば、お洒落なインテリアになります。出したり収納したりという手間も省けるので、普段よく使うものほど「見せる収納」に向いています。道具や物に統一感があると、よりお洒落に見せることができます。

廊下もただの通り道にせず、壁に奥行き20〜30㎝程度の棚を設置すれば、本や生活で使うものなど、かなりの量の収納が確保できます。

デッドスペースを上手に見つけて、何に利用できるか工夫してみましょう。

坪単価を徹底調査!
福岡のおすすめローコスト住宅3選

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昭和建設

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※坪単価は条件によって異なります。(2021年11月時点、公式HPで確認ができません)

コスモレーベンの
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